2016年3月22日火曜日

朝日新聞慰安婦25000人訴訟が打ち切りか?一方で朝日新聞社長は開き直り宣言、英語での誤解拡散を継続

何度もお伝えしてきた「朝日新聞慰安婦25000人訴訟」
http://ianfucwi.blogspot.jp/2015/03/blog-post_25.html
http://ianfucwi.blogspot.jp/2015/10/blog-post_14.html

ですが、議論を尽くして敗訴、という事ですらなく、打ち切りになってしまう状況があるという事です。事実であれば残念です。
https://www.youtube.com/watch?v=eB5tjSHHfvQ

正直、いくら実感として朝日新聞が慰安婦問題を撒き散らしたかを多くの国民が認識していても司法の場で個別具体的な被害との直接の因果関係を裁判に勝てるレベルで証明するのはなかなか困難だとは思っています。私もこれまでに何度も詳細に分析してきたつもりですが、朝日新聞の法的責任の立証は困難な課題であるという思いはありました。にしても、裁判所は打ち切りなどせずに、せめて議論は尽くして欲しいと思います。

別グループにより「朝日・グレンデール訴訟 第3回口頭弁論」も行われましたが、こちらの裁判への悪影響が懸念されるとともに、こちらの訴訟では一矢報いたいものです。
https://www.youtube.com/watch?v=m1mOrnssemw

一方、最近週刊ダイヤモンドのインタビュー記事で、朝日新聞渡辺雅隆社長が、慰安婦問題について開き直りの態度を示しました。
http://diamond.jp/articles/-/87827

Q いわゆる従軍慰安婦関連の報道については今でも批判があります。
A 慰安婦関連の証言は他紙も報じており、朝日だけが書いたと批判されるのはどうか、との思いもありますが、それは他紙が自分で考えることです。朝日は今後も、慰安婦をめぐるさまざまな議論を萎縮せず書いていきます。

ということで清々しいほど反省の色がありませんが、朝日新聞のこれまでの論調からブレはありません。

朝日新聞の慰安婦報道については、国内ではほぼ敗北し、相手にしてもらえないため、時々「有識者」に言いたいことを代弁してもらう記事が出ますが、朝日新聞の自社の記者の記事としては最近下火となっています。しかし、一つ重大な点があります。多くの日本人が気づかない、また言語の壁で読めない、というのを良いことに朝日英語版記事では「慰安婦=性奴隷」という内容を相変わらず配信しています。

http://ajw.asahi.com/search/?q=comfort+women
https://www.youtube.com/watch?v=yzdmXFVzCcI
http://jcnsydney.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html

ここに朝日新聞の本音があります。同じ内容を日本語で出すと、さすがに叩かれ嫌われ、受け入れられない時代ですが、海外に活路を見出したいのか、海外世論工作を行った後に海外から日本を攻めて再び国内で返り咲きたいのか、英語での工作やデマの垂れ流しを続けているという汚さです。

司法の場で朝日新聞を裁くのは困難になってきた可能性
がありますが、私達は賢い消費者として、質の悪い商品である悪質なメディアは相手にしない・買わないようにしなければなりません。

2016年3月13日日曜日

国連機関が慰安婦で日本を批判継続、女性天皇にも言及しかけ、日本側は反発

国連の関係機関が相次いで慰安婦問題で日本を批判しています。

まずは、先日日本政府が初めて反論した国連女子差別撤廃委員会です。
http://www.asahi.com/articles/ASJ376GBPJ37UHBI028.html

慰安婦問題だけではなく、様々な女性関係の話で日本を批判しています。言わばいちゃもんをつけるのが存在意義であるわけですが、驚いたのは、今回「日本で女性が天皇になれないのは女性差別」とまで言おうとした事です。

http://www.sankei.com/politics/news/160309/plt1603090006-n1.html

あまりに不見識とか言いようがありません。非礼この上ありませんが、皇室典範の例を見ても「国連」(今回は一委員会)なるものの程度が分かって良かったと思います。「国連だから正しい、国連は正義」という幻想は捨てねばなりません。

日本を批判した女子差別撤廃委員会ですが、日本側の反論が効いたのか「性奴隷」表現は消えていました。

次にザイド・フセイン国連人権高等弁務官ですが、慰安婦を「日本軍による性奴隷制度を生き延びた生存者」としています。

http://www.sankei.com/politics/news/160311/plt1603110028-n1.html
http://www.asahi.com/articles/ASJ3C0RQSJ3BUHBI030.html

高等弁務官の認識は韓国の出鱈目映画「鬼郷」でも鑑賞したのでしょうか、失笑ものです。同時に世界中に広まった誤解を解くのはまだまだ時間と労力がかかる事もはっきり分かりました。粘り強く行きたいものです。

2016年3月3日木曜日

「慰安婦が国際問題化したのは朝日の責任ではない」という朝日新聞の主張に関する考察


慰安婦問題において朝日新聞が「自分たちの報道は国際的な影響は無かったかのように主張している事についての先日の記事に、多くのアクセスをいただきました。

その点について、足りなかったところを少し補いつつ、別の角度から再度振り返りましょう。

1 まず流れです。

2月16日ジュネーブで国連女性差別撤廃委員会において日本政府(杉山外務審議官)が初めて慰安婦問題で反論吉田清治や朝日新聞の固有名詞に触れつつ、性奴隷や強制連行の誤解に対して指摘を行う。
17日、朝日新聞は同会議についての紹介の記事を掲載するも、4回言及された 「朝日新聞」には一切触れず。(読者に対して隠蔽、または作戦を練っていたか
19日、朝日新聞は外務省に対して「根拠を示さない発言」として遺憾の申し入れ=外務省への抗議と世間への無罪アピール
23日、岸田外相がこれを一蹴

2 次に朝日新聞の論理構成を見てみましょう。これが一見しただけでは誤解するような非常に巧妙なものとなっています。得意技の捏造的な手法と言って良いでしょう。
 
杉山審議官発言「吉田清治が捏造をした、それを朝日新聞が取り上げて国際社会にも大きな影響を与えたここがポイントです。
なお、朝日新聞は「捏造(ねつぞう)」という指摘や用語を大変嫌がります。「誤報」と主張し、「捏造」は「珊瑚事件」以降は絶対認めたくありません。図星だからでしょうか。
杉山審議官は「朝日新聞報道が国際社会にも大きな影響を与えた」と言っているのに、朝日新聞は意図的に吉田清治の話に持って行きすり替え吉田清治の話は国際的影響は無かった」と強弁
朝日新聞第三者委員会の吉田清治についての見解はこうでした。朝日新聞記事ではここだけ切り取って紹介し、印象操作し、捻じ曲げています。
岡本行夫委員、北岡伸一委員
「吉田証言が大きな役割を果たしたとは言えないだろう
波多野澄雄委員
「朝日新聞の吉田氏に関する『誤報』が韓国メディアに大きな影響を及ぼしたとは言えない」
林香里委員
「国際報道調査のもっとも端的な結論は、朝日新聞による吉田証言の報道、および慰安婦報道は、国際社会に対してあまり影響がなかったということである」
しかし朝日新聞第三者委員会の朝日新聞の慰安婦問題の国際的な影響についての見解はこうです。下記の波多野澄雄委員の意見は今回の記事ではカットされています。
岡本行夫委員、北岡伸一委員
朝日新聞は)韓国における過激な慰安婦問題批判に弾みをつけさらに過激化させた
波多野澄雄委員
「この92111日の)スクープ記事は、韓国世論を真相究明、謝罪、賠償という方向に一挙に向かわせる効果をもった」
92111日の朝日新聞報道は、宮沢首相の訪韓と首脳会談にも影響を与えた
林香里委員
同上
これらをまとめると、吉見義明教授を応援する立場でありその調査手法にも疑問が残る林委員の話は参考程度としますが、踏み込みの甘い朝日新聞第三者委員会ですら全体として国際的な影響についてかなり朝日新聞の責任ありとしています

3 まとめます。杉山審議官は「慰安婦問題は吉田清治の嘘と朝日新聞の報道で国際問題化した」と言ったのを、朝日新聞

朝日新聞第三者委員会では吉田清治記事の国際的影響は大きくないという結論だった
だから朝日新聞慰安婦問題が国際的問題化した責任は無い

すり替えて論理を飛躍させた主張をしているものです。
3件もの集団訴訟を抱えているという背景や国民の目が恐いのもあるかも知れませんが、それにしても酷い姿勢です。もはやジャーナリズムではなく、不祥事の隠蔽もみ消し工作に汲々の状態でしょう。