2015年7月8日水曜日

世界遺産考-これは第二の慰安婦問題ではないか?その2

 
慰安婦問題と根が同じ可能性のある重要な問題ですので、続報です。

今回なぜ新たな国際紛争の火種である「強制連行」「強制労働」につながる

brought against their will and forced to work under harsh conditions

という表現をしたのでしょうか?

日本側の火消しも虚しく、欧米主要各紙は「forced labour=強制労働」と報道したり、ひどいものでは奴隷労働という報道も見られます。

まだ情報が錯綜しています。青山繁晴氏によると、こういう事があったそうです。

http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=128

1 「官邸から外務省への指示は「登録されないという最悪の結果は避けよ」というだけであった。」

2 「(土壇場での韓国側の反論で)これで外務省と現地組が慌ててしまい、(外務省の?)独走が起きてしまった。」

私は青山氏を信じますが、これを読むと「かなり交渉は任されていた、そして外務省が暴走し、『forced to work』になってしまった」という構図になりますが、本当にそうなのでしょうか?という感想です。なぜならこういった報道もあります。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150706-OYT1T50110.html

「6月28日までの事務レベル協議でbrought against their will and forced to work』(外務省仮訳=その意思に反して連れて来られ、働かされた)との表現で(既に)折り合っていた。

つまり、6月の段階で「brought against their will and forced to work」というのは決まっていたという事になります。

今回の「forced to work」騒動は、元々もっと穏当で問題の無い表現であったものが、現地の韓国側の妨害に遭って登録を優先させるために文言を変えて最終的に「forced to work」に変更せざるを得なくなったと私を含めて多くの人が思ったようですが、読売の報道が正しければどうもそうではなく元々最初から「forced to work」で行く予定であったものが妨害を受けて、奴隷云々という話も出たがそれらを韓国が取り下げて結局予定通りの「forced to work」で決着した、という話かと思います。

では不意打ちを食らって慌てた現地で暴走したという話ならばまだしも、6月の余裕のある段階でなぜ「forced to work」というまずい表現で決まっていたのでしょうか?まだまだ謎が残ります。

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